2015年02月08日

ふとんの中の微気象

1日8時間、無意識の世界にヒトは遊ぶ。
このとき包み込んでくれるふとんの中に、
微妙な気象のミクロコスモスがあった。


ふとんの中ではキミが太陽
 
 地球のまわりを大気がとりまいている。暖かい空気は膨張して上昇する。冷たい空気は下降する。風が起きる。渦が生まれる。高気圧と低気圧が移動し、停滞し、衝突すると、大気に含まれる水蒸気は、さまざまにふるまう。雲となり、雨を降らせる。あるいはカラリと晴れ上がる。
われわれはその姿に応じて傘を用意し、天気予報に毒ずく。これを気象という。太陽からのエネルギーを受けて、地球と大気と水が複雑に変化する。
 この気象に対して微気象というものがある。たとえば劇場内の微気象では「舞台風」という現象が知られている。幕があくと、舞台から客席に向けて冷たい風が吹くのだ。客席には体温36.5度C前後の観客が多数座っている。観客たちにあたためられた空気は上昇する。舞台は、照明の熱気を考えに入れたとしても客席にくらべれば冷たい。だから舞台から客席へ風が吹く現象がおきる。海岸に吹く「海風」と同じ理屈だ。
 さて、今回の話題は「ふとんの微気象」である。話はさらに小さい。小さいけれども、寝床の中も一種のミクロコスモスである。地球のかわりにふとんがあり、空気と水があり、それを暖める太陽がある。寝床の中では人間が太陽にあたる。もっとも、ふつうの太陽と違って、熱のほかに、水分を放出する、水源でもあるのだが。
 晴れた日が気持ちがいいように、ふとんの中の天気もここち良さに大きな関係があるはずだ。ふとんの微気象を探るのならば、人間にとって快適な温度と湿度の条件は何で、それを保つにはどうすれば良いか、それが第1の疑問となる。
 実際の天気ならば、見るだけでわかる。ふとんの中の天気は見ただけではわからない。実はそこが問題なのだ。はたして自分は、秋晴れのふとんの中で寝ているのか、それがわからない。ふとんの中はどしゃぶりの雨なのに、どうも寝心地が悪い、とボヤキながら寝ているときもあるだろう。みただけでわからないから気がつかないのだ。あなたのふとんの中の、天候を知ることは、快眠と健康へつながるのである。

1985年12月号科学雑誌Quarkに掲載された、サイエンスライター皆川正夫氏の睡眠研究のレポートの序章である。睡眠を科学することの必要性を見事に表現されています。

ちょうどその年、鳥居鎮雄教授(東邦大学)川島美勝教授(横浜国大)を中心に、産学一体の第一回睡眠化学シンポジウムが開催された。

そして第7回が開催されたのち1992年(平成4年)「日本睡眠環境学会」が立ち上がった。




tommyhatsuyume at 19:04│ ●睡眠 
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