2016年11月07日

免疫のはなし

先日、車の6ヶ月点検で、待っているとき婦人画報に、興味深い記事が載っていました。
睡眠と免疫に関する大事なお話なので、割愛することなく以下に、全文をそのまま記載します。

私たちが毎日元気に過ごせるのは、身近にある様々な病気に対して「免疫」という体の防御システムが働いているからです。免疫は私たちが生まれながらにして持っている、実にありがたいシステムですが、免疫の低下や暴走によって引き起こされる病気があることも知られています。リウマチ膠原病の診療に携わる岡田正人先生に、免疫についてお話を伺いました。

話し手:岡田正人先生(聖路加国際病院リウマチ膠原病センターセンター長)
聞き手:馬場典子さん(フリーアナウンサー)

知っているようでいるようで知らなかった「免疫」の話
馬場:免疫とは、そもそもどのような仕組みなのか教えていただけますか?
岡田:免疫は、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの外敵を攻撃することで、体を正常に保つ防御システムです。普段はあまり意識していないかもしれませんが、体の表面を覆う皮膚、粘膜、唾液、涙などは免疫の最前線で重要なバリアとなっています。外敵が侵入してくると第一段階では私たちに生まれつき備わっている「自然免疫」が働きますが、自然免疫で対処しきれない場合には、抗体をつくって特定の外敵を攻撃する「獲得免疫」が働く仕組みがあります。
馬場:はしか(麻疹)などは一度かかると二度とかからないと言われるのも、獲得免疫と関係しているのですか?
岡田:そうですね。最初にかかった時にその情報が記憶されるので、再び同じ病原体が侵入してきた場合には、素早く攻撃して症状が現れないうちに治るということなのです。この仕組みを利用しているのが、ワクチンによる予防接種です。

「がん細胞がつくられても、がんにならない」のカギを握る免疫の仕組み
馬場:免疫は感染症に対するイメージが強いのですが、がんのような病気に対しても免疫は働くのでしょうか?
岡田:免疫システムは、細菌やウイルスなどの外敵だけでなく、もともとある正常な細胞がなんらかの原因で遺伝子に異常が起きて発生するがん細胞も自分ではないもの(非自己)として、常に監視しています。自己と非自己は、細胞表面にあるHLA(ヒト主要組織適合抗原)というものを目印として識別されます。正常な細胞では合計6個の遺伝子から構成されるHLA型が、がん細胞のHLA型では不足したりしてすることで、非自己と認識され攻撃されるのです。私たちの体内ではがん細胞が日々つくられていますが、免疫によってその増殖は抑えられているのでほとんど発症しないというわけです。
馬場:それは、以外でした。健康でいられるのも、免疫がしっかり働いているおかげということなのですね。
岡田:その通りです。免疫力が低下するとがん細胞を見つけ出して攻撃する力が弱まるためにがん細胞は増殖し、がんを発症する可能性が高くなります。ですので、日頃から免疫力を維持しておくことが大切ですね。

免疫力を維持するためには、十分な睡眠を
馬場:免疫力を維持するためには、普段どのようなことを実践したらよいのでしょうか?
岡田:免疫の状態を正常に保つには、十分な休息が必要です。極端な肉体的疲労も精神的な疲労でも、72時間でリセットできるといわれています。しかし、本当は疲れすぎる前に、努めて十分な睡眠をとることをお勧めします。というのも、1日の消費カロリーが2,000kcalだとすると免疫系はそのうちの500kcalを消費し、しかもその働きが最も活性化するのは夜中の12時以降と考えられているのです。
馬場:なるほど、睡眠が重要なのですね。免疫力アップには、体を温めたり食事に気をつけたりといった話も耳にしますが、そうしたことはいかがでしょうか?
岡田:一般的に良いと言われていることは、ほとんどが正しいと思います。ただし、それがだれにとっても必要かというと、そうとは限りません。運動、禁煙、水分補給、休息など基本的なことを心がけ、規則正しい生活を送ることが肝心です。

免疫の異常によって起きる病気”関節リウマチ”とは?
馬場:免疫は、体の防御システムである一方、免疫の異常により引き起こされる病気があるとお聞きしました。
岡田:本来、攻撃するはずのない自分の体の中の成分を非自己とみなして攻撃することで様々な症状が出る病気は、膠原病(自己免疫疾患)と呼ばれています。30代から50代の女性に多い「関節リウマチ」もその一つで、自己抗体がつくられ関節の内部で炎症が起こり、進行すると軟骨や骨が壊れてしまう病気です。
馬場:どのような人が関節リウマチになりやすいのですか?
岡田:我々の研究で、女性15,000人の健康診断で抗CCP抗体という抗体を調べたところ、陽性者の3人に1人はその後、関節リウマチを発症することがわかりました。陽性者の全てが発症するわけではありませんが、抗CCP抗体は関節リウマチの早期発見に役立つマーカーとして注目されています。
馬場:関節リウマチが疑われる症状にはどのようなものがありますか?
岡田:関節リウマチは手のこわばり、手足の指の付け根の痛みや腫れなどの症状から始まります。こうした症状は日常生活に大きく支障がないと放置しがちなのですが、関節リウマチの診断や治療は飛躍的に進歩しており、症状が出てから3ヶ月以内に専門施設を受診していただければ、早期に症状が改善し長期的にも進行を抑えられることが多くなりました。まずは、関節リウマチという病気について多くの方に知っていただき、症状に気づいたらできるだけ早く受診されることが重要です。
馬場:関節リウマチの早期発見・早期治療のためには、「病気について知る」ということが大切な第一歩なのですね。
免疫


免疫2

僕なりのまとめと感想
  • 免疫は、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの外敵を攻撃することで、体を正常に保つ防御システム。
  • 私たちの体内ではがん細胞が日々つくられてるが、免疫によってその増殖は抑えられているので、ほとんど発症しない。
  • 免疫の状態を正常に保つには十分な休息が必要であり、疲れすぎる前に十分な睡眠をとることが大事。
  • 消費カロリーの四分の一が、免疫系に使われ、その働きが最も活性化するのは夜中の12時以降と考えられる。つまり睡眠時。




tommyhatsuyume at 13:02│ ●睡眠 
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