●よくある話

2015年01月16日

「干すよりきれい。」

「干すよりきれい。」

テレビCMで流れるキャッチコピーです。

うそでしょ、


干すってことの目的は、

‖斥杆による殺菌効果。

乾いた風に当てることにより、ふとんの湿気の取り去る。

これによりふとんの機能回復が図れます。

そして、ダニの生息環境(温度25〜30℃ 湿度60〜80%)を取り除くことによるダニ対策です。

ダニは50℃以上の高温と乾燥に弱く、ふとんをそこまで高温にするのは無理でも、湿度50%以下にするのは、関東地方の冬場なら難しいことではないですよね。

一つの条件さえ取り除けば、ダニは生息できないのですから、カラッとした日中(午前11時より午後2時)にふとん干しすることはとても有効です。

ほこりの除去。
 ふとんたたきではありません。取り込むときふとんの表面をほうきで払うように取り去りましょう。

丸ごと水洗いでもしない限り、掃除機をかけたり、薬剤吹き付けだけで、湿度の除去もできないで「干すよりきれい。」とは無理があります。


tommyhatsuyume at 14:31|Permalink

2014年10月12日

直輸入寝具

先日、イタリア製枕のチラシ全面広告がありました。

その枕について、僕は使ったことがないので何の評価もできませんが、今まで輸入品には結構痛い目に合っていますので経験をご紹介したいと思います。

ヨーロッパ直輸入品は、基本的にイメージが高く、価格はそこそこで、高機能が売りです。

・イタリアのP社のダウンコート、7万円代のもの、軽くておしゃれ(超軽量綿生地)、しかしダウンの吹き出しが尋常でない。同社は羽毛ふとんも作っており、当店で取り扱っていましたが、これは吹き出しはないものの、生産ロットごとに品質が恐ろしく違い、代理店はそれを修正できずとても商売にならないので取扱いをやめてしまいました。

・旧西ドイツのB社からの羽毛ふとん、当時の日本製に比べ、格段に高級感があり、羽毛先進国として信頼していましたが、臭いがきつい。たぶん湿度が高く狭い住居の日本だからおこる問題で、ドイツではそんなこと話題にもならないのかもしれないと思ったものです。

・旧西ドイツのD社の羽毛ふとん。当店ではそれまでの経験から採用しませんでしたが、お付き合いのある代理店でキャンペーンを張って拡販していました。全て1枚10万以上のものなのに羽毛の片寄りが発生し、その後かなりご苦労したようです。

・10数年でしたか、デンマーク製のウレタン枕、話題性があってつい採用したのですが、寒いときはカチカチに硬く、暑いときはグニャとやわらかくなりとても安定した機能を発揮できるとは思えず、すぐ中止しました。旧店舗で店自体が古く通気性がよく、温度・湿度とも自然環境に近く、それが災いしたのでしょう。年間安定した温度、湿度という環境なら、気持ちよく使用できるのかもしれませんが、一般家庭でその環境は稀ですよね。

・今も、日本の家具屋さんなど、寝具メーカー以外の会社が、ドイツのメーカーに生産委託したものでも、イロイロ問題が散見されます。キャンブリックのような超軽量側地を使うと、軽量で布団の嵩は出ますが、羽毛の吹き出しは多くなります。

「車やファッションの先進国のいいもの」=「日本にもいいもの」とは機能に限れば、必ずしもならないように思います。

お国柄が違うと、生活用品に対する感覚もずいぶん違うのでしょうね。

直輸入品の場合、その違いをあえて楽しむというおおらかさが必要と思いますよ。



tommyhatsuyume at 19:17|Permalink

2014年08月12日

たかがカバーですが・・・

いま、布団のお手入れ時期ということもあり、お店に羽毛ふとんの持ち込みがありました。

「ごろごろしていて、暖かくないから直してほしいの。」と、お客様。

そのふとんを、店のベッドの上に載せとところ、分厚く、小さい印象。
布団カバーを取り外し、ベッドの上に載せると、問題なさそう。
片寄りもなく、ボリュームもちょうどいいように見える。

「原因は、カバーじゃないですか。こんなに縮んだ小さいカバーに無理やり羽毛ふとんを入れるから、コロコロになってしまい、肌沿いも最悪になってるんですよ。リフォームでなく、カバーをお求めいただければ解決しそうですね。」

結果、超長綿の無地カバーを約6.000円でお求めいただき、その羽毛にセットすると、見違えるような羽毛ふとんとなりました。

リフォームのつもりがカバーだけで解決で、お客様は大喜び。

カバー


こんなことって、ふとん屋やってるとよくあります。

化繊のカバーや起毛化繊カバーが、羽毛ふとんにフィットせず、ズルズルになってしまっていたり

敷ふとんを、小さなカバーに無理やり入れるから、中でわたがアコーディオン状に変形し、寝心地が悪くなる原因となっていたり。

収縮の少ない上質の綿100%のカバーで、ふとんの寸法にきちんと合ったものを使いましょう。

廉価な純綿カバーは恐ろしく洗濯収縮があるので要注意です。

どんなに、高額、高級なおふとんでも、カバー一つで簡単に台無しになりまよ。




tommyhatsuyume at 12:14|Permalink

2013年10月22日

話題のふとん

ふとんメーカーでない会社が製造し、テレビ、新聞でキャンペーンを張り、寝具専門店には卸さず、百貨店のみで販売されている例のふとんを購入されたお客様が、相談に来られました。

価格は66.000円位だという。
「先日買ったのだけど、背中が痛く困っている。」

それまで何をご使用になっていたか伺うと、ご結婚以来、キャップロールをご使用になっていたとのこと。

「それじゃあ大変ですよ。今までの寝心地がかなりいいのですから。半端な商品じゃ納得されませんよね。キャップロールしか使ったことがないから、その価値も認識されてなかったんじゃないですか。」

お客様はご実家と相談し、実家でお使いのムアツふとん90ミリ90ニュートンと交換し、互いに試してみることとなった。はたしてうまくいくだろうか。双方の感想もぜひ伺いたいところです。

不調に終われば、当店でキャップロールを選択するしかないようだ。

お客様が、今どんなふとんをご使用になっているか、よくお伺いしないと、ご満足いただけない商品を販売してしまういい例です。売り場での、商品の使用方法についての説明もいまいちだったのではないかと推察します。

今より、良い寝心地が得られなければ、お客様は後悔してしまいます。

お客様に「後悔の残るお買いものをさせない店」 でありたいですね。


tommyhatsuyume at 20:58|Permalink

2013年06月09日

薄着で寝ませんか。

五月の中旬に、打ち直しの依頼でニュータウンのご家庭に伺った時のことです。
今だに冬掛けを使用していて、寒いとおっしゃる。
綿の和布団とはいえ、五月に冬掛け、しかも寒いのはおかしい。
話を伺ってみると、案の定厚めのパジャマを使用しているよう。
厚いトレーナー的なパジャマ。
それに化繊が混じっていれば最悪。
どんなに寝具の環境をよくしても、体から発せられる蒸気が被服内で結露し、それが寒さとなることは、数多くのふとん屋さんのブログで紹介されているように、常識となっています。

つまり被服内気候が土砂降り状態では、寝床内気候を布団でいかに整えても無駄。

できるだけ素肌に近い感覚でお休みになるよう、薄い綿のパジャマを使い、パシーマ肌掛けとサニセーフパットシーツの間に挟まれてリラックスしてお休みになるようにアドバイスしてまいりました。
出来上がった布団とサニセーフ、パシーマをお届けし一週間後、お電話をいただき、調子がいいからもう1セット届けてほしいとのこと。

お届けに上がると、「ヒート〇○〇を使っていて体に湿疹ができていたのも、きれいになった」とよろこんでいただきました。
厚手のパジャマってそのこと?
僕が思っていたより深刻な状況だったようです。

パジャマは薄手の純綿がいいと思いますよ。
ふとんの肌着として、パシーマとサニセーフにくるまりましょう。
そして、素材と寝心地を吟味した、衛生的な寝具に身を任せましょう。
そうすれば、おふとんの中はさわやかな五月晴れとなりますよ。



tommyhatsuyume at 18:27|Permalink

2013年06月01日

ありふれた手法供.ーバーレイ敷ふとん

久しぶりに、市場調査に行ってまいりました。
今日は、最近話題のオーバーレイ敷ふとんについて考察します。

オーバーレイとは、重ねるという意味だそうだ。
言葉通り、今ある敷ふとんや、マットレスの上に重ねて使う敷寝具のこと。
体圧の分散と、通気性の良さで睡眠の質が上がるというものです。
へちまのような立体構造が特徴で、組織のほとんどが空気層。

このタイプの敷寝具は決して新しい発想ではない。
昭和50年代に愛知県だっただろうか、高木化学という会社があって、「カールロックマット」を製造・販売していました。東京の松濤に営業所があったと記憶しています。
社長は当時としては異色で、睡眠の生理学的、人間工学的研究に非常に熱心で、その結晶がカールロックマットだったのです。正に、このタイプの敷布団の先駆けです。

そのカールロックマット、通気性、体圧分散性は申し分なく、いうことなし。

但し、三つの欠点がありました。
 ―鼎ぁとにかく重い。僕が使用していたものは、一体型の敷布団ではなく、3つのブロックに分けて、フィットシーツで一体にセットするというものでした。
◆…無だがいいから寒い。当たり前のことですが、高木化学の社員もよく認識していました。
 布団の組織の接合部分に天然ゴムを使用しているため、劣化し、匂いの発生が予想される。

その後、三井物産の資本が入り、高木化学の社員は新会社に移り、当店とも接触がなくなってしまいました。

まったく同じような構造の製品が、敷ふとんの中芯素材、東洋紡の「ブレスエアー」です。
カールロックマットに比べ、天然ゴムの使用がない為、匂いや劣化の心配はなくなりました。

確かに通気性が良い、体圧分散効果があるので寝心地良好。
しかし重い、寒い、音の発生、寒いがゆえに暖房器具使用時(湯たんぽ、電磁敷毛布等)の耐熱性への疑問などイイことばかりではありません。

寝具メーカーは、個性的なこの芯材を使って、いろんな敷ふとんを世に送り出していますが、加工の仕方で薄いものから、分厚いものまでいろいろあります。

僕は興味津々ながら、上記懸念事項が払拭されず、まだ、このタイプの敷ふとんの扱いに踏み切れないでいます。

これだと思うものに出会ったら、自分でしっかり実験してからご紹介しますね。

それと
トップアスリートを使った、今絶好調とのうわさの布団も、見た目はブレスエアーそっくりですから、同じような個性を持った布団と考えてもいいと思いますよ。









tommyhatsuyume at 20:05|Permalink

2012年07月16日

ありふれた手法

トップアスリートを起用したふとんが、売れまくっているという。
寝具メーカーではない企業の製品。

夏涼しく、冬暖かく、おもてなしの代表格である超一流旅館、ホテル、航空会社に採用されているのが売りらしい。

「有名選手のスポンサーとなり商品の宣伝をしてもらう。」
「有力企業に商品を贈呈するか、格安で採用してもらい、そのブランド力を商品に上乗せさせていただく。」
こんな、業界の従来からのやり方である販売促進活動が、功を奏しているから驚きだ。

ここで注意していただきたいのは
  • 一般的にスポーツする人は、よく寝れる。
  • 若者は体が柔軟で、基本的な機能さえ備えていれば、どんな布団にも順応性が高い。
  • ホテル、旅館、航空機内は空調がきいていて、温度・湿度が調整されている。空調で寝ているよなもので、一般家庭で使う場合とは条件が全く違う。
寝具専門店で販売されるときは、店主はプロですからは最低限、そんなことを考え検討しますが、この商品の販路は限定され、直販と老舗百貨店のみのようです。

製造から販売に至るまでまで,うるさい専門家の目を通らずのヒット商品。チョット心配。

今度、老舗百貨店に勉強に行ってこないといけませんね。




tommyhatsuyume at 17:39|Permalink

2012年03月31日

カビ

最近、そんなに湿度が高い気候でもないのに、ふとんにカビの事例が続きました。原因はふとん屋にとっては常識ですが、一般常識にはなっていないようです。

  • フローリングに直接ふとんを敷くものではありません。敷ふとんの裏側に回った湿気が床に冷やされ水となり、布団がぬれます。放置すれば、カビが発生します。
  • 二段ベッド、ハイベッドで床面がパネル状のものも、上記同様、湿度の逃げ場が無く、敷ふとんの裏面とパネルがぬれます。
  • 畳ベッドは、毎日ふとんを片付け、一週間に一度くらいはふとんを干しましょう。そうでなければ、万年床状態と同じです。カビが発生します。

寝床内の温度や湿度の発生源は人です。人は熱と蒸気を放出します。蒸気は冷やされると水になります。寒さとカビの原因です。

寝具専門店では、いつも「秋晴れのふとんの中」で寝られるよう、ご相談にのっておりますが、上記の3つの例はまさに「土砂降りの雨の中」です。

粗悪なおふとんは論外ですが、良いおふとんでも、使い方やお手入れの有無によって、寝心地や衛生面に問題が生じます。

良いふとん、良い組み合わせ、良いベッド、きちんとしたお手入れ。秋晴れを目指しましょう

 

 



tommyhatsuyume at 19:57|Permalink
■店舗案内■

本物のふとんだけを
    取り扱っていきたい。
睡眠は健康の源です。
眠りを大切にして下さるお客様の為、当店は素材と寝心地にこだわり、睡眠や寝具の勉強を怠らず、一人一人のお客様に最適なおふとんをお届けします。

店主 福島康雄
詳しくは【業務案内】へ!



営業時間:10時〜19時
定休日:水曜日
住所:〒206-0003
    多摩市東寺方1-8-39
TEL:042-374-4567
FAX:042-374-4567
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